ITエンジニアとして、需要と供給を知ることはとても大切です。会社員として働いていると、割り振られるタスクに対応しているだけで精一杯になることも珍しくありません。そこでタスクの単価から、これから必要とされるプログラミング言語を考察し、将来のキャリアプランに役立てましょう。場合によっては、タスクで使用するプログラミング言語が高額案件に値するかもしれません。
2022年において、プログラミング言語で最も単価が高い言語はPythonです。エンジニアが最も学習したい言語の一つにも挙げられています。オープンソースで誰でもコードが書けるのが特徴で、AI開発案件やIT知能学習には必須の言語です。特にWebアプリケーション案件や、モバイルアプリのデータ解析案件などに使われるプログラミング言語なので、高額案件も狙えるでしょう。
最も主流のPHPやJavascriptの案件単価と比べると、数万円から十数万もの差があります。この傾向はどんどん大きくなっていますが、現在日本のITエンジニアでPythonができるITエンジニアが少ないため、海外へのオフショアに頼っている状況です。そのほか、GoやScalaはPythonを凌ぐと言われています。GoはPHPの代わりになるのではないかと期待されている最新の言語で、クラウド型のWebサービスでもECサイトでの利用が多く、今後さらにGoを使ったプログラミングは増えてくるでしょう。Scalaは、Javaで作ったものはなんでも使える利点から、現在急速に広まっているプログラミング言語です。これも開発環境がまだ未発達のため、現在案件単価が高い言語となっています。